COP10=生物多様性条約第10回締約国会議は、2010年10月18日から29日まで、愛知県名古屋市の名古屋国際会議場で、「いのちの共生を、未来へ(Life in Harmony, into the Future)」をスローガンに開催されました。環境大臣が議長をつとめ、世界各地から180の締約国と関係国際機関、NGO等のオブサーバーも含めて、計13,000人以上が参加し、過去最大の締約国会議となりました。また、会場周辺では「生物多様性交流フェア」が開催され、NGO、企業、自治体などによる200近いブースが設置され、約118,000人の方々が訪れました。
環境省【生物多様性条約締約国会議】http://www.biodic.go.jp/biodiversity/about/treaty/convention.html
ひょうご環境創造協会では、このCOP10に向け、「COP10準備ワーク」を、2010年8月3日、8月24日の2日間に開催しました。生物多様性や環境教育に取り組む或いは関心をお持ちの団体や個人、学校の先生、企業や行政の方など約60名により、市民レベルでひとりひとりが生物多様性保全に向けて具体的に何ができるのか、その取り組み方針やCOP10での発信内容について考え、東京大学大学院教授の鷲谷いづみ氏、及び CBD市民ネット運営委員東京事務局コーディネータの道家哲平氏のコーディネートのもと、市民による市民のための提案「生物多様性Hyogo市民宣言」をとりまとめました。そして、COP10の周辺イベントの「生物多様性交流フェア」のブースにおいて、この市民宣言をPRしました。ブースには、名古屋市民をはじめ、COP10関係者も数多く来訪され、兵庫でのこの取り組みに感心してくださる方もあり、市民宣言について多くの方に知っていただくことができました。
「生物多様性Hyogo市民宣言」